米Appleが9月に「iPhone 6s/6s Plus」を発売してから1カ月が過ぎた今、その売れ行きに陰りが見えつつあるようだ。中国ニュースメディアのIT時報が伝えている。
中国国内の状況を見ると、昨年発売の「iPhone 6」は入手困難な期間が長く続いたものの、今年はApple Storeや販売店での在庫もいまだに潤沢で、16Gバイト版iPhone 6sについては値下げを始めた店舗もあるという。産業アナリストの話によると、AppleはiPhone 6sの売れ行き鈍化を受け、すでに部品オーダーを約15%減らしたようだ。
上海の工業地区にあるAppleのOEM工場では、iPhone 6sの生産のために約4万人を増員していたが、10月中旬には新規採用を中断。意にそぐわない異動を告げられた従業員たちが毎日のように退職手続きの列を作り、その数は数百人に及ぶという。毎年9〜10月は工場が繁忙期に入るにもかかわらず、ここまで暇になったのは前例がないそうだ。
iPhone 6sは中国で史上最高の販売台数となり、9月だけで700万台に達したほか、同国スマートフォン市場の19%のシェアを占めるまでになったという。一方、販売開始時の熱狂的な“第1波”が去った今、すでにiPhone 6sの販売は鈍化している――と同サイトは伝えている。
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