ソニーは11月10日、ベータビデオカセットとマイクロMVカセットの出荷を来年3月で終了すると発表した。ベータマックス、マイクロMVフォーマットの記録メディアはすべて出荷終了となる。
ベータビデオカセットは、家庭用のビデオ記録用途に向け開発した磁気テープ記録方式「ベータマックスフォーマット」の記録メディア。1975年に「K-60」(60分用)、「K-30」(30分用)を発売以来、40年間生産を続け、ピーク時の1984年度には年間約5000万巻を出荷した。
ベータマックス対応のビデオテープレコーダー機器は、2002年にすでに生産を終了。カセットの販売は継続したが、アナログ地上波放送の終了や、需要の推移などの市場状況を鑑みて出荷を終えるという。
マイクロMVカセットは、デジタルビデオカメラの記録方式「マイクロMVフォーマット」の記録用テープメディア。2001年から発売したマイクロEVカセット方式のビデオカメラ機器は、2005年に生産を終了しており、同じくカセットも市場状況から販売終了を決めた。
これにより、同社におけるベータマックス、マイクロMVフォーマットの記録メディアは全商品出荷を終了する。需要状況によっては予定時期以前に終了するという。
【ベータビデオカセット】
【マイクロMVカセット】
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