東芝は12月21日、2016年3月期の連結最終赤字が5000億円規模になる見通しと報じた19日以降の一部報道についてコメントした。「当社から発表したものではない」としながらも、21日開催予定の取締役会で不採算事業の構造改革施策が決定した場合、「報道にあるように大幅な赤字となる見込み」と認めた。
19日付けの日本経済新聞朝刊は、同社がテレビや白物家電など不採算事業で拠点再編や人員削減を急ぎ、16年3月期に2000億円を超えるリストラ費用を計上、連結最終赤字は過去最悪の5000億円強になる見通し――などと伝えた。また、改革案とあわせて21日に同期の業績予想を公表するとも報道した。他紙も同様の内容を報じている。
東芝は報道について「当社から発表したものではない」としながらも、21日開催予定の取締役会で課題事業の構造改革施策などを付議する予定と明らかにした。改革が決定した場合は、16年3月期の通期連結業績が「報道にあるように大幅な赤字となる見込み」であり、業績に対する影響なども含めて公表する予定としている。
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