米Facebook傘下のOculus VRは2015年12月31日(現地時間)、2016年第1四半期(1〜3月)中に予約を開始する予定の仮想現実(VR)ヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Oculus Rift」の専用コントローラー「Oculus Touch」の提供を、下半期(7月以降)に延期したと発表した。
Oculus Touchは、手の位置を検出するセンサーと複数のボタンが付いた左右一組のワイヤレスコントローラー。これを持つことで、Oculus Riftの画面に仮想の自分の手を表示し、コントローラー上のボタンで仮想の物体を持ったり、武器を使うことができる。
同社はTouchの提供時期延期の理由を、同製品の使い勝手や信頼性をより高くするためとしている。Oculus Touchの予約開始は、発売の数カ月前に始まる見込み。また、開発者向けのプロトタイプを増産しているという。
なお、Riftの予約開始は予定通りという(具体的な開始日および販売価格はまだ発表されていない)。
Oculus Riftの製品版には、米MicrosoftのXbox One用コントローラーと、それをWindows 10搭載端末と無線接続するアダプターが同梱される見込みだ。
Oculus VRの共同創業者、パルマー・ラッキー氏は自身のTwitterで「Riftの予約開始は新年明けてすぐに始まる」とツイートしている。
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