年内に登場するとみられる“iPhone 7”では、背面のカメラ部の出っ張りがなくなり、フラットになるかもしれない──米MacRumorsがこう伝えている。
iPhone 6以降ではカメラ部が円形に出っ張る形になっており、これが一部で不評を買っていた。
MacRumorsが「過去の情報提供で信頼性がある」という情報筋の話として伝えたところによると、iPhone 7は6/6sとよく似た外観デザインになっているが、2つの点が異なっているという。1つはカメラ部で、より薄いカメラモジュールを採用することで平らになるという。
もう1つは、背面の上下2カ所を横切る形で配置されているアンテナバンド。iPhoneは金属ケースを採用しているため、電波の通り道としてプラスチック製のアンテナバンドが設けられている。これが7ではなくなり、背面はオール金属になるという。ただし側面のアンテナバンドは残るという。
iPhone 7は従来型のヘッドフォンジャックを搭載しないかわりに薄型化するといううわさがある。今回のうわさ通りなら“より薄く、フラットで、フルメタル感のある”デザインになるかもしれない。
また、iPhone 7 Plusがデュアルレンズカメラを搭載するという見方も浮上している。台湾のDigiTimesは2月2日、現地のカメラレンズメーカーLargan Technologyがデュアルレンズカメラの評価用サンプルをAppleに送ったと報じた。「Plus」モデルへの採用が検討されているという。
デュアルレンズカメラの搭載はiPhone 6s/6s Plusでもうわさされていたが、結果的には見送られた形になった。7で採用の期待が高まっているが、その場合でも大型の7 Plusのみにとどまる可能性がある。
デュアルレンズカメラを搭載するメリットについては、既に採用済みのHuawei「honor6 Plus」が参考になりそうだ。honor6 Plusは、2つの800万画素カメラとレンズを搭載している。ステレオカメラの要領で、被写体の深度情報を取得することで、撮影した後でもピント合わせができるという機能を持つ。一眼レフ並みのボケを楽しめる「デジタル絞り」も備える。夜景がきれいに撮れるという超高感度や、同時撮影によるHDR撮影といったメリットもある。
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