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「Raspberry Pi 3 Model B」登場 Wi-Fi、Bluetoothを標準搭載

» 2016年02月29日 19時13分 公開
[ITmedia]

 英非営利団体のRaspberry Pi Foundationは2月29日、「Raspberry Pi 3 Model B」を発表した。前モデルと比較して処理能力が向上し、無線通信機能が加わった。価格は35ドル。日本では近日発売予定だ。

photo Raspberry Pi 3 Model B
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 プログラム教育用教材として開発されたLinuxベースの小型コンピュータ。豊富なオープンソースソフトウェアが動作すること、安価な値段などで人気を集め、2012年の発売以来、世界で700万台以上売り上げている。

 Broadcom社の新型プロセッサBCM2837チップセットを組み込み、CPUにはクアッドコアARM Cortex-A53ベース(64bit、1.2GHZ)を採用。前モデル「Raspberry Pi 2 Model B」から50%処理性能が向上した。

 今モデルから無線通信機能を追加し、これまで別途USBドングルが必要だった802.11 b/g/n Wi-FiとBluetooth 4.1を標準搭載する。メモリは1Gバイト。必要な電源の容量が2.5A以上となった。

 無線機能に関しては、国内の技適取得を調整中で「遠からず問題はクリアされる」見込みという。

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