英非営利団体のRaspberry Pi Foundationは2月29日、「Raspberry Pi 3 Model B」を発表した。前モデルと比較して処理能力が向上し、無線通信機能が加わった。価格は35ドル。日本では近日発売予定だ。
プログラム教育用教材として開発されたLinuxベースの小型コンピュータ。豊富なオープンソースソフトウェアが動作すること、安価な値段などで人気を集め、2012年の発売以来、世界で700万台以上売り上げている。
Broadcom社の新型プロセッサBCM2837チップセットを組み込み、CPUにはクアッドコアARM Cortex-A53ベース(64bit、1.2GHZ)を採用。前モデル「Raspberry Pi 2 Model B」から50%処理性能が向上した。
今モデルから無線通信機能を追加し、これまで別途USBドングルが必要だった802.11 b/g/n Wi-FiとBluetooth 4.1を標準搭載する。メモリは1Gバイト。必要な電源の容量が2.5A以上となった。
無線機能に関しては、国内の技適取得を調整中で「遠からず問題はクリアされる」見込みという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR