クックパッドは3月22日、創業者で筆頭株主の佐野陽光氏を執行役から解任したと発表した。同日の取締役会で社外取締役から解任動議の提案があり、解任を決議した。「執行役としてふさわしくないと判断した」という。
同社は1月、佐野氏から現経営陣の刷新を求める株主提案を受けたと発表。2月には、取締役選任議案を一本化することで佐野氏と基本合意したとし、佐野氏の提案を一部盛り込んだ取締役選任議案を発表していた。
3月22日付けのクックパッドの開示によると、佐野氏は「株主提案を取り下げ、株主総会後の新体制を速やかに明らかにするように」と社外取締役から強い要請を受けながら、40日以上決めなかったという。また、新体制では海外在住の佐野氏が帰国して代表執行役兼取締役として経営の前線に立つのか――と確認を求められても「まだ決めていない」と答えたという。
これらを踏まえて議論した結果、「執行役としてふさわしくない」と判断し、執行役を解任したという。
同社は24日に定時株主総会を開催する予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR