米MicrosoftはWindows 10 Insider Previewの最新ビルド「Build 14316」をFast Ring向けに公開し、その中で、Miracastのサポートを「Connect」アプリに実装した。これにより、Continuumを利用可能なWindows 10 Mobile端末は、Miracastアダプターやドックを経由せずにWindows 10搭載マシンのディスプレイに表示できるようになる。
執筆時点でMiracastを使ったContinuumが利用可能なWindows 10 Mobile端末はNuAns NEOのみだが、4月22日に発売予定のVAIO Phone Bizも同様の機能を備える。両機種とも、ActiontecのScreenBeam Mini2というMiracastアダプターを推奨している。
5GHz帯で接続しないとパフォーマンス的に厳しいものがあるので、Windows 10 Insider Previewでの接続に際しても同様の制限はあるものと考えられるが、Windows 10マシンさえあれば、1万円近くの出費なしで利用できるのはメリットと言えるかもしれない。
ただし、フル機能のWindows 10マシンがあるのに、わざわざContinuumで、まだ数少ない対応アプリだけを使うことに意味はあるのかという問題は残る。
このMiracastはContinuumだけで使えるわけではなく、Miracast機能を持った別のWindows PCからワイヤレスで表示させることも可能になる。こちらのメリットのほうが明確かもしれない。
なお、ConnectアプリではUSB接続も可能だという記述があるが、Microsoftによればこれはバグで、現時点ではワイヤレス接続のみ可能だという。
使ってみないとわからなかった、Windows 10 MobileのワイヤレスContinuum
Windows 10 Mobile搭載「VAIO Phone Biz」4月発売 Continuum対応
「Windows 10」、Bashも使えるAnniversary Updateプレビュー(ビルド14316)公開
Microsoft Build 2016の基調講演(Day 1)まとめ
Microsoft、Windows 10版SkypeをユニバーサルアプリにCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR