中国Huaweiは4月15日(現地時間)、上海で開催した新フラッグシップ端末「P9」の発表イベントの「One More Thing」として、VR HMD(仮想現実ヘッドマウントディスプレイ)「Huawei VR」のプロトタイプを披露した。
同社の公式Weiboへの投稿によると、360度の視野だけでなく、360度のサラウンド音声もサポートするという。視野角は95度、レイテンシーは20mnとなっている。ブルーライトフィルターを搭載し、仕組みは不明だが、度数7までの近視であれば裸眼のままで映像をクリアに見られるという。
コンテンツは豊富にあり、例えば4000本以上の無料動画、40本以上の無料ゲームなどが公開される見込みだ。
イベントを取材したEngadgetによると、Huawei VRは韓国Samsung Electronicsの「Gear VR」と同様に、自社端末をセットして使うタイプのHMD。対応するのはP9、P9 Plus、Mate 8の3モデルだ。
販売価格はまだ発表されていない。米Android Authorityによると、Huaweiは2016年中に市場に投入すると語ったという。
スマートフォン利用のVR HMDとしては、Gear VRの他、韓国LG Electronicsが2月にLG G5と接続する「LG 360 VR」を発表している。また、米GoogleもGoogle Cardboardの延長のようなVR HMDを準備しているとうわさされている。
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