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梅雨の天気傾向、日本気象協会が発表 蒸し暑い日が多くなりそう

» 2016年05月30日 17時08分 公開
[日本気象協会 tenki.jp(http://www.tenki.jp/)]
Tenki.jp

 日本気象協会は「2016年の梅雨時期の天気傾向」を発表。「梅雨入りや梅雨明けは?」「雨は多い?少ない?」「梅雨寒?蒸し暑い?」など、気になる今年の梅雨時期の天気傾向をお伝えします。

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梅雨時期の天気傾向

 今年の梅雨時期は、日本付近に南からの温かく湿った空気が入りやすい見込みです。また、太平洋高気圧の北への張り出しが弱く、日本付近に梅雨前線が停滞する日が多いでしょう。そのため、全国的に曇りや雨の日が多く、梅雨らしいぐずついた天気となる見込みです。

 特に、関東から九州の太平洋側と沖縄・奄美では大雨の恐れがあり、土砂災害、洪水・浸水などに注意が必要です。

 また、今年の梅雨時期は全国的に気温も平年より高くなり、蒸し暑い日が続きそうです。室内や収納スペースなどの湿気対策は、しっかりと行うことをおすすめします。

 なお沖縄・奄美は今年、平年より遅く梅雨入りをしましたが、その他の地方は平年並みのところが多い見込みです。最新の1カ月予報では、6月5日〜12日頃にぐずつく天気が予想されており、各地で梅雨入りの発表がありそうです。

 梅雨明けは、奄美・沖縄は6月末から7月上旬で平年並みか遅くなりそうですが、その他の地域は7月中旬頃で平年並みでしょう。なお、梅雨明け直後は気温が急に高くなる見込みです。体が厳しい暑さに慣れるのには時間がかかり、それまでは熱中症のリスクが高くなりますので、十分にご注意ください。

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各地域の天候のポイント

北海道・東北(北日本)

  • 6月中旬以降、東北地方を中心に曇りや雨の日が多くなるでしょう。
  • 7月は大雨の可能性があり、土砂災害、洪水・浸水などに注意が必要です。
  • 東北地方の梅雨入り・梅雨明けは、平年並みの時期となる見込みです。
  • 気温は6月・7月とも平年並みか高いでしょう。

関東甲信・北陸〜九州(東・西日本)

  • 太平洋側の地域を中心に曇りや雨の日が多く、大雨の恐れもあります。土砂災害、洪水・浸水などに注意が必要です。
  • 梅雨入りは6月5日〜12日頃のところが多く、また梅雨明けは7月中旬頃で、いずれも平年並みの時期となる見込みです。
  • 気温は6月を中心に平年並みかやや高く、蒸し暑い日が続くでしょう。

奄美・沖縄(南西諸島)

  • 6月の中旬以降、平年と同様に曇りや雨の日が多くなり、ひと雨の雨量が多くなる恐れがあります。
  • 梅雨明けは6月末から7月上旬の見込みで、その後は晴れる日が多く夏の到来となりそうです。
  • 気温は平年より高い日が続き、特に6月は蒸し暑い日も多いでしょう。
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