日本気象協会は「2016年の梅雨時期の天気傾向」を発表。「梅雨入りや梅雨明けは?」「雨は多い?少ない?」「梅雨寒?蒸し暑い?」など、気になる今年の梅雨時期の天気傾向をお伝えします。
今年の梅雨時期は、日本付近に南からの温かく湿った空気が入りやすい見込みです。また、太平洋高気圧の北への張り出しが弱く、日本付近に梅雨前線が停滞する日が多いでしょう。そのため、全国的に曇りや雨の日が多く、梅雨らしいぐずついた天気となる見込みです。
特に、関東から九州の太平洋側と沖縄・奄美では大雨の恐れがあり、土砂災害、洪水・浸水などに注意が必要です。
また、今年の梅雨時期は全国的に気温も平年より高くなり、蒸し暑い日が続きそうです。室内や収納スペースなどの湿気対策は、しっかりと行うことをおすすめします。
なお沖縄・奄美は今年、平年より遅く梅雨入りをしましたが、その他の地方は平年並みのところが多い見込みです。最新の1カ月予報では、6月5日〜12日頃にぐずつく天気が予想されており、各地で梅雨入りの発表がありそうです。
梅雨明けは、奄美・沖縄は6月末から7月上旬で平年並みか遅くなりそうですが、その他の地域は7月中旬頃で平年並みでしょう。なお、梅雨明け直後は気温が急に高くなる見込みです。体が厳しい暑さに慣れるのには時間がかかり、それまでは熱中症のリスクが高くなりますので、十分にご注意ください。
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