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ヨットレース最高峰「アメリカズカップ」予選、日本初開催 ソフトバンクが参戦

» 2016年06月02日 12時49分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクグループは6月2日、日本セーリング連盟(JSAF)、福岡市と連携し、世界最高峰のヨットレース「第35回アメリカズカップ」の予選「ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ」(LVACWS)の第9戦目を、11月に福岡市で開催すると発表した。アジアでの開催は初めて。

photo 福岡大会の概要(発表会の動画より

 アメリカズカップは、1851年に始まる国際ヨットレース。第1回から第25回(1983年)まで、米国のチームが132年間、カップを防衛し続けたことでも知られる。予選の「LVACWS」を2年間かけて世界各国で行い、前回大会の優勝チーム「オラクル・チーム・USA」に挑戦する1チームを選出。17年の本大会で一騎打ちで争う。ソフトバンクグループは15年にヨットクラブ「ソフトバンク・チーム・ジャパン」を結成し、同大会にエントリーしている(関連記事)。

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 「LVACWS」の予選会の第9戦目として、福岡大会を11月18〜20日に開催。「ソフトバンク・チーム・ジャパン」に加え、「グルパマ・チーム・フランス」「ランド・ローバー・BAR」「エミレーツ・チーム・ニュージーランド」などが参戦する。レースの模様は、同社のライブ配信サービス「Sports navi LIVE」(スポナビライブ)で放送するという。

 日本は、過去に92年、96年、2000年の3回、アメリカズカップに挑戦したが、いずれも予選「LVACWS」で敗退し、資金不足によりその後出場が途絶えていた。今回は15年ぶりの挑戦となる。

 同社の孫正義代表は「米国は132年間、スポーツ魂、技術を寄せ集めてカップを取り続けている。記念すべき大会で、日本が初めてカップを取れるように応援している」と期待を寄せている。

photo 優勝カップと孫正義代表

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