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「クーロンズゲートVR 朱雀」始動 PSVR版で「九龍城」再現 来年発売へ

» 2016年09月13日 16時43分 公開
[ITmedia]

 約20年前に発売されたアドベンチャーゲーム「クーロンズゲート」をPlayStation VR向けにリメイクするプロジェクト「クーロンズゲートVR 朱雀」の資金を募るページが、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で9月13日にオープンした。同作の企画・キャラクターデザインを務めた井上幸喜さんが率いる映像制作会社・ジェットマンが開発を手掛ける。支援は3000円から。

photo 「クーロンズゲートVR 朱雀」プロジェクトのページより

 クーロンズゲートは、1997年にソニーミュージックエンタテインメントが発売したPlayStation向けのゲームソフト。この世と対をなす別世界「陰界」から出現した「九龍城」に、「超級風水師」の主人公が潜入する――というアドベンチャーゲームで、サイバーパンクの世界観が人気を博した。

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 プロジェクトでは、作中の世界をPlayStation VRを使って自由に歩けるようにリメイク版を開発。街並みがリアルタイムで変化し、時間によって入れる通路が変わるギミックを用意するほか、立体音響とも組み合わせ「没入感を増した異世界散歩」が楽しめるという。まず「龍城路・クーロンフロント」というダンジョンの一部を再現し、2017年5月に第1弾ソフトの発売を目指す。

 支援コースは3000円から100万円まで。開発段階の設定資料やメイキングシーンをまとめた「デベロップメントレポート」のほか、作中に登場する「占い人形」に自分の好きなコメントを言わせる権利、貼り紙や映画ポスターに載る権利などを盛り込んだコースも用意する。集めた資金は、楽曲やSEの版権使用費、製作費の一部などに充てるという。

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