NTTドコモは9月13日、「LTE-Advanced」をさらに高度化し、受信時最大500Mbps以上の通信サービス来年3月に提供すると発表した。開始当初から東京23区や名古屋市、大阪市などの70都市約1100局で、一斉に展開する。
「256QAM」への変調多値化と「4×4MIMO」へのMIMO拡張の2つの技術により高速化を実現する。
256QAMへの変調多値化は、一度に運ぶデータ量を増やす技術。これまで64QAM(6ビット)で運んでいたものを256QAM(8ビット)に拡張することで、これまで最速だった受信時最大375Mbpsを、1.33倍の500Mbpsに高速化する。
4×4MIMOへのMIMO拡張は、基地局と端末のアンテナ数を2つから4つに増やし、データを多重で伝送することで、3.5GHz帯で実現していた受信時最大370Mbpsの通信サービスを、同512Mbpsに高速化する。
同社は、LTE-Advancedでの1Gbpsサービスの実現や、2020年の5Gの商用化に向け、今後も技術を進化させていくとしている。
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