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Pokemon GOしながらバス運転で事故 仙台市営バス

» 2016年11月25日 09時37分 公開
[ITmedia]

 仙台市は11月24日、仙台市営バスの運転手が、回送中に「Pokemon GO」をしながら運転し、バスを街路樹に衝突させる事故を起こしていたと発表した。

 事故があったのは10月18日午後6時半ごろ、営業運行を終えて回送で営業所に戻る際、宮城野区燕沢二丁目で起きた。Pokemon GOをしながら運転していたところ画面に気を取られ、バスの左前方を街路樹に接触させ、バスと街路樹を破損させたという。負傷者はいなかった。運転手は、市がバスの運行を委託する宮城交通の社員で、43歳・勤続7年。

 事故発生直後、仙台市交通局は全営業所に対し、乗務中の携帯電話の使用禁止を改めて周知したという。11月24日には、東北運輸局宮城運輸支局が、市交通局の東仙台営業所に臨時監査に入った。

 バス運転中のPokemon GOをめぐっては10月以降、両備バスの運転手が運転中にプレイしている様子の動画がネットに投稿され、同社が謝罪したほか、京阪バスの運転手も営業運転中にプレイしていたとして、同社が謝罪。国土交通省は11月7日、バスやタクシーなどの業界団体に対して、業務中のスマートフォン操作や通話の禁止を徹底するよう通知している。

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