パナソニックは1月30日、透明な窓ガラスにも、映像を投影するスクリーンにもなる「透明スクリーン」を3月22日に発売すると発表した。ショーウィンドーとデジタルサイネージ(電子看板)の役割を切り替えながら使える。価格は450万円前後から(スクリーンサイズが2平方メートル、プロジェクターの輝度が6500ルーメンの場合)。
透明スクリーンは、2枚のガラスの間に調光フィルムを封入し、電圧をかければ「透明モード」、電圧をオフにすると「スクリーンモード」に変化する。透明モードでは、ガラス窓のように奥が透けて見え、ショーウィンドーとして機能。スクリーンモードではガラスが不透明になり、プロジェクターの映像を投影できる。
同社によれば、これまでもガラスを白濁化し映像を映す技術はあったが、外光の影響で画質が劣化し、コントラストの高い映像の投影は難しかった。同製品は、調光フィルム内に外光を吸収する「色調コントロール層」を設け、明るい室内でもサイネージ並みの高コントラストな映像を実現したという。
水平方向にはスクリーンを複数枚組み合わせることが可能。例えば、約4.9(横)×2.75(幅)メートル、約221インチの大画面に拡張できる。
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