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「プレミアムフライデー」成功していた!? 会社員のレジャー出費2.4倍に Zaim調べ

» 2017年03月06日 17時46分 公開
[ITmedia]

 月末金曜日は午後3時に退勤するよう呼び掛け、消費を促す官民連携キャンペーン「プレミアムフライデー」が2月24日に初めて実施された。「何もしなかった人が半数近く」との調査結果が発表されるなど、効果を疑問視する向きもある。

画像 プレミアムフライデー公式サイトより

 家計簿アプリ「Zaim」(Zaimが運営)のデータからは違う側面が見えてきた。プレミアムフライデー当日と前年の2月最終金曜日(2016年2月26日)の会社員ユーザー1人当たりの平均支出額を分析した結果、レジャー費用が約2.4倍に増えていたほか、本やゲームへの支出も伸びるなど、消費が刺激された様子がうかがえる結果になっている。

画像 会社員の支出伸び率ベスト3(プレミアムフライデー当日と、前年2月の最終金曜日との比較)
インドア娯楽への支出も増えていた

 会社員の1人当たりの平均支出額のうち、昨年の2月最終金曜日と比較して最も伸び率が大きかった項目は「レジャー」で約2.4倍に。「スキー」「スノーボード」「テーマパーク」「ボルダリング」「スーパー銭湯」「フットサル」などに出費した人が多かった。

 2位は「本」(前年比約1.5倍)、3位はゲーム(同1.2倍)との結果。Zaimは「家や室内での趣味を楽しむシーンも比較的増えていたのでは」と予想している。

 会社員を職種別に分けて見たところ、エンジニアの伸び率1位は「映画」(同3.9倍)、次いで「イベント」(同2.6倍)、「デリバリー」(同1.9倍)、「旅行」(同1.6倍)、「パーティ」(同1.6倍)という結果。自宅でデリバリーをオーダしてパーティしたり、週末と合わせて旅行を楽しんだ人もいたと同社は推測している。

エンジニアの伸び率ランキング

 広報担当の会社員の伸び率1位は「ファッション」(同5倍)、次いで「レジャー」(同2.6倍)、「本」(同2.3倍)という結果だった。他職種と比較して「カフェ」(同1.2倍)の伸び率が高く、「本や雑誌などをカフェでゆっくり読んでいるというシーンも多かったのでは」とみている。

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