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足のリハビリ支援ロボット、トヨタが開発 医療機関に貸し出し

» 2017年04月12日 18時29分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は4月12日、脳卒中などで足がまひした人のリハビリを支援するロボット「ウェルウォーク WW-1000」のレンタルサービスを、医療機関向けに今秋から始めると発表した。レンタル料金は月額35万円(別途100万円の初期費用がかかる)。

photo ウェルウォーク WW-1000

 まひした足にロボットアームを装着すると、膝の曲げ伸ばし動作を助けてくれる。足元のランニングマシンが動き、自然な歩行を練習できるという。外寸サイズは、1200(幅)×2710(奥行き)×2380(高さ)ミリ、本体の重さは約800キロ、脚部のロボットアームの重さは約6キロ。

photo トヨタ自動車の資料より
photo 実際に使っている様子

 同社は、産業用ロボットや自動車の開発技術を生かし、人間の活動をサポートする「パートナーロボット」を開発している。医療の分野では、2007年末から藤田保健衛生大学(愛知県)とリハビリ支援ロボットを共同開発し、全国23の医療機関で臨床的研究に活用されているという(17年3月末時点)。

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