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24時間“一発撮り”、雑貨を人の手で動かし「アナログ時計」表現 制作の狙いは

» 2017年05月19日 20時40分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 キングジムは5月19日、3000点以上の雑貨を人の手で動かしながら24時間分のアナログ時計を表現した動画コンテンツを公式Webサイトで公開した。実際の時刻にあわせた場面をリアルタイムに再生できるほか、約2分間のダイジェスト版や、自由に再生位置を動かして見られるフル版を用意。動画を制作した狙いを同社に聞いた。

photo 20時8分にアクセスしたところ

 「HITOTOKI CLOCK」(ヒトトキ クロック)は、花や野菜、果物、おもちゃ、工具など、身近な雑貨や小道具を使ってアナログ時計を表現した動画コンテンツ。1分ごとに変化する動画の内容は計1440通り(24時間×60分=計1440通り)。複数のメンバーでチームを組み、入れ替わり制で実際の時刻にあわせながら24時間で一発撮り(続けて1本の動画を撮影すること)したという。

photo 撮影風景

 なぜ多くの手間と時間をかけて動画を制作したのか。同社広報室は次のように理由を説明する。

 「展開している文房具ブランド『HITOTOKI』(ヒトトキ)の、『暮らしの中のたのしいひとときを提供する』というブランドコンセプトを伝えるために、眺めているだけで楽しいひとときを提供できるような動画コンテンツを企画した」(広報室)

「HITOTOKI CLOCK」ダイジェスト版

 動画には、3000点以上の雑貨や小道具を活用。朝はコーヒー豆、夜はひつじのぬいぐるみなど時間帯にあわせた雑貨などが登場する。数多くのアイデアから、針の再現性や映像にしたときの分かりやすさ、世界観などを考えて工夫したという。

photo Webサイト上では六角形にマスクされた映像が表示されるが、YouTube上で再生されるダイジェスト版などは、枠外の様子も見られる(編集部で動画を切り出したもの)
photo
photo 子猫が横切るシーンも

 アクセスした実際の時刻にあわせて表示する「リアルタイム版」は、閲覧しているデバイスの時刻をJavaScriptで取得し、YouTubeに公開している動画の再生時刻と同期して表示する仕組み。スマートフォンやタブレットでも表示できる。

 担当者によれば、おすすめの時間は「0時51分」「9時9分」「22時31分(猫)」など(いずれもフルバージョンの再生時間)。Webサイトには英語版も用意されており、「言語を介さずともお楽しみいただける。ぜひ海外の方にもご覧いただきたい」(広報室)という。

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