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リクルートとサイバーが新会社 従業員の“コンディション把握”サービス開発

» 2017年06月05日 13時34分 公開
[ITmedia]

 リクルートとサイバーエージェントは6月5日、企業の人材配置や労働環境改善をサポートする新会社「ヒューマンキャピタルテクノロジー」を、7月をめどに設立すると発表した。サイバーエージェントが社内向けに開発していたツールをベースにして、従業員のコンディションを把握するサービス「Geppo」(ゲッポウ)を事業化する。

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 Geppoは、毎月従業員にアンケート調査を行い、それぞれのコンディションの変化の兆しを発見するというシステム。従業員に複数の質問を行い、彼らの主観的な情報を把握・分析し、人材配置や組織課題の解決に役立てるという。新会社はGeppoのシステム・設問を設計したり、運用を代行したりする。

 新会社設立は、両社が2016年1月から共同実施している新規事業創出プロジェクト「FUSION」(フュージョン)の一環。資本金は2億5千万円、出資比率はリクルートが67%、サイバーエージェントが33%。リクルートが持つ人材領域での知見や顧客接点と、サイバーエージェントのツール運用ノウハウを生かし、人材・労働面の課題解決を支援するとしている。

photo リクルートホールディングス常務執行役員・北村吉弘氏(左)と、サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋氏(右)

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