米Twitterは7月27日(現地時間)、2017年第2四半期(4〜6月)の決算を発表した。注目されているMAU(月間アクティブユーザー数)は前年同期より5%増加したが、前期比では横ばいの3億2800万人。米国ではついに100万人減少した。
業績発表後の電話会見で、アントニー・ノトCOO兼CFOは米国でのMAU減少について、前期が特に好調だったとし、減少は幾つかの外因によるものだと説明した。また、同社はMAUよりDAUを重視しており、DAUは前年同期比12%増だったと強調した(具体的なDAUの数値は明らかにしていないが、過去の発表から試算した米Recodeによると、約1億5700万人という)。
売上高は前年同期比5%減の5億7400万ドル、GAAPベースの純損失は1億1600万ドル(1株当たり16セント)で、前年同期(1億700万ドル)より赤字幅が拡大した。株式報酬費やTACコストなどの特別費用を除いた非GAAPベースでは8700万ドル(1株当たり12セント)の黒字だった。
売上高、非GAAPベースの純利益ともにアナリスト予想(5億3670万ドル、1株当たり5セント)を上回った。
広告の売上高は8%減の4億8900万ドルだった。
電話会見で、米国以外でのMAUが(わずかながら)増加したのは「Twitter Lite」の影響かと尋ねられたジャック・ドーシーCEOは、同アプリは立ち上げたばかりなので早急な判断は控えるが、立ち上げ段階での結果は好調だと答えた。
ドーシー氏は6月に実施した大幅なデザイン変更についても触れ、「このデザイン変更で、新規ユーザーが混乱しやすかった問題を改善でき、今後一貫したユーザー体験を提供していくための開発をより迅速に行えるようになった」と語った。
【訂正:2017年7月28日12時59分 初出で概要説明でのMAU数が誤っておりました。訂正しました】
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