米IBMは11月10日(現地時間)、商用利用可能な汎用量子コンピューティングシステム「IBM Q」で、2つのプロセッサアップグレードに成功したと発表した。
1つは、これまで17qubit(量子ビット)で提供してきた顧客向けオンラインサービスを20qubitにアップグレードした。これにより、コヒーレンス時間は平均90マイクロ秒になった。このサービスは、2017年末までに提供を開始する。
もう1つは、20qubitと同じアーキテクチャを基に、50qubitのプロセッサのプロトタイプの構築に成功した。このプロセッサは次世代のIBM Qシステムで使えるようにする計画。
量子コンピュータには米Microsoftや米Googleも取り組んでいる。
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