米国のブラックフライデー(今年は11月24日)におけるオンライン小売りの総売上高は前年比16.9%増の50億3000万ドルと記録を更新した──。米Adobe Systemsが11月24日(現地時間)、Adobe Digital Insightsでの調査結果を報告した。
Adobeが毎年発表するこの調査報告は、米国の100の主要なWeb小売りサービスのオンライン決済の80%を解析するAdobe Analyticsによるもの。
昨年の11月1日〜12月31日のホリデーシーズンを含む2カ月のオンライン売上高は944億ドルだった。今年は1074億ドルに上るとAdobeは予測する。
昨年に続いてモバイルからのアクセス・購入が増加した。11月1日〜24日のオンラインストアへの端末種類別アクセスは、PCが46%、スマートフォンが45%、タブレットは9%だった。売り上げはPCが63%、スマートフォンは26%、タブレットは11%。2016年のスマートフォンとタブレットを合わせた売り上げに占める割合は36%だった。
ブラックフライデーにオンラインで最も売れたのは任天堂の「Nintendo Switch」で、4位に米Googleの「Chromecast」が、5位に米RokuのSTB「Roku」がランクインした(2位と3位は子ども向けキャラクターグッズ)。
米国では感謝祭(11月の第3木曜日)からホリデーシーズンに入り、感謝祭の翌日から多くの小売店がセールを開始する。この金曜日にはセール目当ての購買者が殺到して黒字になることからブラックフライデー(黒字の金曜日)と呼ばれる。
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