スウェーデンSpotifyは4月24日(現地時間)、向う数週間中にiOS/Androidアプリをアップデートし、無料会員向けの新機能を追加すると発表した。向う数週間中に実施する。
Spotifyのモバイルアプリでは、プレイリストはシャッフルプレイでしか聴けないなどの制限はあるが、現在もかなり自由に音楽を聴くことができる。競合する米Appleの「Apple Music」には有料サービスしかなく、米Googleの「Google Play Music」には無料サービスもあるが、聴ける音楽はSpotifyより少ない。
今月上場したSpotifyは、有料会員数を年内に現在の7100万人から9600万人に拡大すると予測している。現在の無料会員により良いサービスを提供し、有料サービスへの移行を促す狙いとみられる。
Spotifyは、新機能を“グローバルに提供する”としているので、日本でも使えるようになるだろう。
15種類の新しいオンデマンドプレイリストを提供する。これらのプレイリストは、ユーザーの音楽の好みを反映したものという。
アップデート後、ログインすると好みのアーティストを尋ねられる。それに基づいて「Daily Mix」などのプレイリストをキュレーションする。これらのプレイリストはホーム画面からアクセスできる。
Google Play Musicのように、再生中の楽曲やアーティストに「LIKE」あるいは「HIDE」(隠す)を付けられるようになる。LIKEをタップした曲はFavoritesプレイリストに追加される。これらはパーソナライズにも反映される。
無料会員でも自分のプレイリストを作れるようになる。プレイリストに曲を追加していくと、Spotifyからユーザーが好きそうな曲がさらにレコメンドされる。
ネット接続に不十分な環境などでも音楽を聴くための「Data Saver」モードが追加になる。このスイッチをオンにすると、音楽ストリーミングに必要なモバイルデータを削減できる。
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