集英社は5月7日、ユーザー投稿のWeb漫画を閲覧できるアプリ「ジャンプルーキー!」の配信を始めた(iOS/Android)。漫画投稿サイト「ジャンプルーキー!」(「少年ジャンプルーキー!」から改名)に投稿された4万話以上の漫画作品を閲覧でき、作品の広告収入は100%投稿者に還元する仕組みだ。「マンガのミライがここにある」をキャッチフレーズに、次世代のWeb漫画が次々に生まれる場所を目指すという。
漫画投稿サイト「少年ジャンプルーキー!」は、投稿作品をジャンプ編集部が読み、「週刊少年ジャンプ」などへの連載を検討する仕組み。2014年のスタートから3年半でジャンプコミックス作家が18人、「少年ジャンプ+」連載作家が26人誕生したという。
今回、サイトの名称を「ジャンプルーキー!」に変更し、新たにアプリをリリースした。アプリはスマホに最適化した縦読み専用で、広告収入を100%投稿者に還元することで作者の収入を生み出すほか、青年誌や少女・女性誌ジャンルも募り、「少年ジャンプ」に縛られない多様な作品の投稿を促したいという。作家とつながれるコミュニティー機能も備えた。
アプリのリリースに当たり、鳥山明さんや尾田栄一郎さんなど漫画家に加え、ライターのヨッピーさんやARuFaさんなどがメッセージを寄せている。鳥山さんのメッセージは「いきなり読者に評価してもらえるなんて夢のようなシステムかも!」と、尾田さんは「マンガも進化するのですね。新時代のマンガ楽しみにしてます!!」。メッセージはアプリ上のスプラッシュ画面でランダムで表示される。
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