アエリアは5月28日、女性向け恋愛ゲーム「イケメンシリーズ」を展開するサイバードの発行済み株式の100%を約70億円で取得し、子会社化すると発表した。アエリアのグループ会社、リベル・エンタテインメントが運営するイケメン役者育成ゲーム「A3!」(エースリー)や、恋愛アドベンチャーゲーム「アイチュウ」に、サイバードの女性向けゲーム運営ノウハウを組み合わせ、収益基盤を強化する狙い。
サイバードの「イケメンシリーズ」は累計1700万ダウンロードを突破。ゲームタイトルにちなんだイベント開催やキャラクターグッズ販売、テレビアニメ化など多角的な事業を展開。2018年3月期の売上高は約100億円を計上し、黒字転換した。
今回の買収を通じ、「A3!」「アイチュウ」をはじめとするアエリアのゲームタイトルとサイバードのゲームシリーズ化のノウハウなどを組み合わせたり、ゲーム内イベントなどによるコラボレーションを検討するほか、サイバードの多角的な事業展開やゲームの海外配信などのノウハウを採り入れる計画。
サイバードの筆頭株主であるファンドから株式譲渡の打診を受け、買収を決めたという。買収資金は自己資金、エクイティファイナンス、借り入れを組み合わせて用意。アエリアの18年12月期業績予想に売上高約50億円、営業利益約2億円が上乗せされる見込みだが、業績に与える影響は今後精査し、発表する。
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