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VAIO、香港・台湾などでPC販売へ 「ブランドへの期待値が高い」

» 2018年06月04日 16時30分 公開
[ITmedia]

 VAIOは6月4日、香港や台湾などで、PCの販売を順次始めると発表した。アジア地域でPCを販売するNexstgo(香港)と協業し、海外事業の成長を目指す。「アジア地域でもVAIOブランドに対する期待値が高い」として市場参入を決めた。

photo ノートPC「VAIO S13」=VAIOの公式サイトより

 NexstgoがVAIO商標を付けたPCの製造と販売、およびサービスを提供する。香港、マカオ、台湾では7月からノートPC「VAIO S13」「S11」を販売。シンガポールは8月、マレーシアでは9月から展開する(販売する機種は調整中)。

 VAIOは6月現在、日本国内に加え、米国、中国、ブラジル、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、ペルーでも製品を販売している。

 もともとソニーのPCブランドだったVAIOは、2000年代後半に新興国向けに低価格なネットブックを投入したが振るわず、その後は出荷台数が減少、赤字に陥った。事業再編に伴い、14年にソニーが日本産業パートナーズへ譲渡し、同年に独立。一般向けから企業向けのPC販売にシフトし、業績が回復傾向にある。

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