Gmailを使っているのならば、アプリを入れただけでこれからの旅程、さらには過去の旅程も自動でまとめてくれます。これを最初に見たときには、Googleにここまで情報をつかまれているのか……と不安になりましたが、Gmailを使っている以上、それは了承せざるを得ません。ただ次の瞬間、どうせ情報が渡ってるならこういう便利な機能として還元してほしいよね、とポジティブに考えるようにしました。
もしGmailを使っていない、Googleには情報を渡せないという方は、私がこれまで使っていた「Tripit」などがお勧めできます。旅程を組んでそれを同行者にもシェアでき、Googleカレンダーなどにも連携可能です。
もう一つお勧めしたいのは、スマートフォンでオフラインで見られるメモにパスポート番号などを記録しておくこと。機内で書かなければならない書類がいくつかあると思いますが、オフラインでもパスポート番号や今乗っている飛行機の便名、ホテルの住所などが見られると便利ですよね。ところがパスポート番号は若干機微な番号なので、誰でも見られるようなところには置きたくありません。私はメモアプリとして「1Password」を使っています。これならば“パスワード”と同じレベルで保護が可能。ついでに(?)パスワード管理もできますので、ぜひ皆さまもお使いください。
海外旅行でデータ通信というと、昔ならば「旅行先でまでケータイ?!」という印象で、どうしても使いたい人だけがなんとかするものだったように思います。しかし今ではスマホは「必須」でしょう。ルーターのレンタルが当たり前になったと思ったら、今は上記のようにキャリアのローミングの方が便利にと、常識が次々と変わっているといえます。
状況はたった3〜4年で大きく変わりました。個人的にはiPhoneの動く写真「Live Photo」が大好きで、旅行時には必ずこの機能をオンにして、そのときの情報をより多く残すことに楽しみを感じています。その点でも、スマホはより大事なデバイスになりました。
スマートフォンが海外旅行をより楽しく演出してくれるデバイスになったことはうれしいですが、場所によってはiPhoneやAndroid端末は格好の「標的」になっているともいえます。サイバー攻撃だけでなく、物理的な盗難、強盗にも気を付けつつ、たくさん写真を撮って楽しい旅行を!
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