Appleが発表した新型iPhone「iPhone XS」と「iPhone XS Max」をチェックしてみた。
2017年11月に発売された「iPhone X」のメジャーアップデート版に加え、6.5インチモデルが追加された。
また、新色としてゴールドが追加された。
背面カメラは、仕様上iPhone Xと同じで、1200万画素裏面照射型センサー、広角:F1.8、望遠:F2.4、6枚構成レンズ。iPhone XSとiPhone XS Maxのカメラユニットは同一だ。
背面広角カメラは「f/1.8の開口部、焦点距離26mm(35mm換算)」に変わり、画素ピッチを広げ、少し大きい裏面照射型センサーが搭載されていると推測される。
背面カメラは、iPhone Xの場合、長さ24.13mm、幅11.26mmだったのが、長さ25.50mm、幅11.27mmに変わり、長さが1.37mm延びていることが確認できた。
このサイズ変更のため、従来のiPhone X用ケースの背面カメラ穴が当たって使用できない場合があると思われる。
TrueDepthカメラは、iPhone Xと同じで、FaceTime HDカメラは積層型有効約700万画素CMOSセンサーを採用し「f/2.2の開口部、焦点距離32mm(35mm換算)」仕様。
投光イルミネーターの発光も確認できた。
iPhone XS、iPhone XS Maxは、これまでの上下横にあるアンテナラインに加え、左側下にもアンテナラインが加えられている。
これにより、左側にある底面穴が、iPhone XSでは3個、iPhone XS Maxでは4個となり、左右非対称となっている。右側の穴は、若干内寄せになっている。
アンテナラインは、頭頂部の片側にも用意されている。
iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plusから、Cライン、Dラインと呼ばれてきたアンテナラインを無くしましたが、今回「4x4 MIMO」に対応するため、LTEのアンテナエレメントを2個から4個に増やす必要があったと考えられる。
側面のボタン類は、iPhone X、iPhone XS、iPhone XS Maxの頭を揃えて並べると、音量を上げるボタン、音量を下げるボタン、サウンドオン/オフボタンの位置が同じだと分かる。
反対側の側面のサイドボタン、SIMトレイ位置も同じだ。
iPhone XS、iPhone XS Maxは、よりワイドに広がるステレオ再生が可能。
iPhone XS、iPhone XS Maxは、カメラでポートレート撮影を行った場合、A12 Bionicチップの8コアNeural Engineを使用した新しい深度コントロールにより、撮影後、いつでも編集で被写界深度を自由に変えられる機能が搭載されている。
範囲はF1.4〜F16の範囲で自由に変更できる。
なお、iPhone XS、iPhone XS Maxで撮影したポートレート写真をiPhone Xで表示した場合、エフェクト編集は可能だが、被写界深度変更はできない。
iPhone XS Maxは、iPhone 6 PlusからPlusシリーズに搭載されていた、画面を横にすると、画面分割して表示するランドスケープモードが利用可能になる。
キーボード自体の表示はiPhone X、iPhone XSと同じだが、文字入力幅が長くなっている。
日本で販売される、iPhone XS(モデルA2098)、iPhone XS Max(モデルA2102)は「予備電力機能付きエクスプレスカード」仕様だ。
FeliCaでエクスプレスカード設定された「Suica」を使用する場合、本体の電源が切れてしまっても、予備電源により最長5時間利用可能になる。
iPhone XS、iPhone XS Maxには、パッケージデザインと同じLive壁紙「Bubble」がインストールされている。
逆に、これまでのLive壁紙は含まれていない。
設定>カメラ>ビデオ撮影の項目に、低照度のビデオを見やすくするために、フレームレートを自動的に30fpから24fpに落とす「自動低照度FPS」機能が追加されている。
設定>カメラに、新しく「ステレオ音声を録音」が追加され、動画録画時にステレオオーディオ収録が可能になっている。
また、iPhone Xでは「自動HDR」だったのが、iPhone XS、iPhone XS Maxでは「スマートHDR」に変わっている。
スマートHDRは、異なる露出の写真の良い部分を1枚の写真にインテリジェントに合成する機能だ。
iPhone XS、iPhone XS Maxは、nano-SIMで1つ、eSIMでもう1つ、合わせて2つのモバイル通信プランを使用できる。
eSIMはソフトウェアアップデートにより年内に利用できるようになりますが、設定>情報の中に「SIM 1」「SIM 2」としてIMEI番号が割り振られている。
eSIMはGSMA準拠だが、どのような仕様なのかは明らかにされていない。
Appleの新型「Apple 61W USB-C電源アダプタ」(A1947)とApple USB-C - Lightningケーブル(A1703)を使用し、エアリアのUSB-Cチェッカー「SD-VACK2」で、給電量をチェックしてみた。
iPhone Xの時と同じく、最大約8W(5V/1.6A)前後で充電することが可能。
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