米航空宇宙局(NASA)は10月31日、宇宙望遠鏡「ケプラー」を引退させると発表した。2009年の打ち上げ以降、太陽系外で2600以上の惑星を発見し、燃料を使い果たした。現在は地球から離れた安全な軌道を飛行しているという。
「ケプラーは、われわれの銀河に存在する惑星の多様性を明らかにした」(NASA)。ケプラーの観測結果を分析したところ、夜空に見える星の20〜50%が、ハビタブルゾーン(生命が生存可能な領域)内に、地球と同じくらいの大きさで岩石質の惑星を持っている可能性があるという。
NASAは今年4月、後継機に相当する「TESS」を打ち上げている。2年間で太陽系に近い星を20万以上調査する計画だ。
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