アイリスオーヤマは11月8日、スマートスピーカーから音声で操作できるLED電球とLEDシーリングライトを発表した。LED電球は11月30日から、シーリングライトは12月10日からホームセンターなどで販売する。価格はLED電球が3980円から、シーリングライトは1万3800円から(いずれも税別)。
IEEE 802.11b/g/nに対応し、「Google Home」や「Amazon Echo」から声で操作できるスマート照明。「Alexa、リビングの明かりを点けて」「OK,Google ダイニングの明かりを少し明るくして」など、点灯と消灯に加えて調光や調色(対応モデルのみ)も可能だ。
「買い物帰りで両手がふさがっているとき、ベッドに入った後などさまざまなシーンで音声操作は役立つ。アプリではタイマー設定や外出先からのリモート操作も行える」(同社)
初期設定時は、壁の照明スイッチを3回オン/オフしてLED照明のWi-Fiアクセスポイント機能を起動。スマートフォンで接続し、宅内Wi-Fiのパスワードなどを入力すると自動的につなぎ直す仕組みだ。
スマート照明で先行するフィリップスの「Hue」は、近距離無線技術ZigBeeを採用しているが、新製品の開発を担当した小野恭裕さん(アイリスオーヤマ家電開発部)は、「日本では民生用のZigBee対応機器が増えていない。今後はWi-Fi接続が主流になる」と話している。なお、Amazonの「Alexaアプリ」では、登録済みのHueと新製品を同じグループ(リビングルームなど)に設定して一括操作できることを確認済みだという。
アイリスオーヤマは、シーリングライトで初年度5万台、LED電球は初年度10万個の販売を計画している。同社家電開発部部長の原英克氏は、「17年4月には初のスマート家電としてWi-Fi対応のルームエアコンを発売した。高スペック商品ではなく、スタンダードなエアコンにリモート操作を追加したのは、今後マストな機能になると考えたから。音声操作に対応したLED照明も同様にスタンダードな商品になるだろう」と話している。
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