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NTTデータ、AIやIoTの専門家採用強化 「市場価値に応じた報酬で」

» 2018年12月05日 11時01分 公開
[ITmedia]

 NTTデータは12月4日、人工知能(AI)やIoT(Internet of Things)など先端技術について、高度な専門知識・技術を習得している人材を、市場価値に応じた報酬で採用する制度「Advanced Professional」(ADP)を新設したと発表した。先端人材を採用し、事業環境の変化に対応する狙い。

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 AI、IoTのほかクラウド、セキュリティといった分野で、エンジニアやデータサイエンティスト、コンサルティングなどの人材を確保する狙い。国内外のトップクラスの研究者・技術者や、先進的なサービスの開拓、市場化をリードした経験・実績をもつプレーヤーなどを採用したいという。

 専門人材を取り込むことで、社員の刺激にもなると期待。今後は社内教育プログラムや社内資格制度も強化し、社員の成長や事業拡大につなげていく。

 NTTグループをめぐっては、先端技術の研究者などがGoogleをはじめとした外資IT企業に流出しているという日本経済新聞の記事が話題に。NTT研究所からGoogleに転職した研究者によるブログも注目を集めた。持ち株会社の澤田純社長は日経新聞の記事で、人材の引き留め策として、研究に特化したプロ人材に高額の報酬を与えられる制度改革を行うなどと話していた。

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