Apple Watch Series 4の心電図機能が使えるようになった。ただし使えるのは米国と米国領のみ。早速米国で使ってみたユーザーが現れたので、いろいろ質問しながら現地でレポートしてもらった。使ったのはサンフランシスコ在住の日本人ソフトウェアエンジニア、drikinさんだ。
Apple Watch Series 4の目玉機能の1つ、心電図は最初から実装されていたわけではなく、最新のアップデートwatchOSバージョン5.1.2により利用可能になった。
Series 4が9月13日に発表されて3カ月近く。ようやく使えるようになったわけだが、日本で購入されたApple Watchではまだ利用できない。いつからOKになるかも未定だ。
drikinさんのYouTube動画では、開始7分後あたりから30分後くらいがApple Watch心電図実況だ。
Apple Watch Series 4、米国購入だと、iPhoneのヘルスケアアプリに心電図(ECG)の項目が表示され、「Apple Watchで心電図がとれます」と設定を促される。ちゃんと日本語化されている。
この後、アニメーション付きの解説が表示され、Apple Watchの心電図で何が計測できるか、どのような仕組みなのかが説明される。心房細動や心拍数のチェックはできるが「心臓発作、血栓、脳卒中などの心臓病」を発見することはできないと書かれている。
心電図の計測は簡単だ。手首にApple Watchを装着して、指を竜頭(DigitalCrown)に当てて30秒待つ。心臓のパルスがアニメーション表示され、正しいリズムになっているかどうかを計測する。
気になる結果は、洞調律。脈拍が正常であることを意味する。
計測した結果はPDFへの書き出しも可能。そのファイルを医師に渡すこともできる。
Apple Watchでの心電図計測は当然ながら簡易的なものであり、様々な心臓病を検知できるわけではない。心房細動、不整脈を検出するのがメインだ。万能ではない。
しかし、心臓病について知るよい機会でもあるのは確か。日本での整備が整ったらぜひ使ってみたいものだ。それまでには米国でのデータが多数収集され、そのポジティブな成果が出ているかもしれない。
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