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統計不正問題さなかに「統計の日」標語募集、総務省が謝罪 「重大さ分かっていないと指摘された」

» 2019年02月19日 07時31分 公開
[ITmedia]

 政府による統計不正問題が紛糾中の2月1日、総務省が今年の「統計の日」(10月18日)の標語の募集を始めたことについて、同省が19日、「重大さが分かっていない、配慮を欠いているといった厳しいご指摘を各方面からいただいた」と謝罪した。標語の募集は続ける。応募は3月31日まで。

画像 総務省の謝罪

 統計の日の標語は、統計の重要性について関心・理解してもらうことを目的に募集するもので、40年以上続けてきたという。2月1日、総務省の公式Twitterに標語募集のツイートが投稿されると、「間が悪すぎる」「総務省こそ、統計の重要性を理解してほしい」などとネットで話題に。リプライには「統計は操作できます 作れます」など、統計不正問題を皮肉る“標語”が多数届いていた。

 総務省は「当省の所管する統計を含む少なからぬ統計で、手続き等の問題があったことについては、大変重く受け止めている」としているが、統計の日の標語募集は続ける。「ご指摘を肝に銘じ、国民の信頼を得られるような統計行政を改めて推進する。何卒ご理解をいただき、本標語募集にご協力をいただければ」としている。

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