「Pixel 3」の指紋認証にいつも使っている左手の人差し指の腹をけっこうざっくり切りました。痛かったです。
Pixel 3の場合、最高5本の指の指紋を登録できます。私は3本(左の人差し指と中指、右の人差し指)登録してあったので他の指で起動できましたが、つい習慣でしばらくは絆創膏を貼った左人差し指をセンサーに当てては、おっとっと、と他の指に変えていました。さすがに絆創膏をフルに貼った指は認識しません。
上の画像は、やっと傷がふさがったところです。指紋にくっきり断層ができてます。これはもしかして認識してもらえないかも、とちょっとわくわくしながら試していたところ、さくっと認証されてしまいました。わざと傷の部分がセンサーに当たるようにしてみても、です。
Mobile ID Worldによると、Pixel 3/3 XLの指紋認証センサーはスウェーデンのFingerprint Cards製「FPC 1075」。
このセンサーは、「静電容量式」だそうで、HowStuffWorksというIT関連の解説サイトによると、「指紋の視覚的な明暗のパターンではなく、実際の指紋の形状を認識する」のだそうです。指紋のうねうねの画像を、光ではなく電流を使って読み取り、指全体の画像をまとめます。
なので、多少の断層があっても全体のうねうねの電流パターンが読み取れれば認識するようです。
光ではないので、指にラップを巻いても、油性マジックで顔を描いても、部分的にシールを貼っても読み取ってくれました。どこまで指紋がずたずたになったら読めなくなるのかは、痛そうなので試していません。
ただし、ぬれていると認識しません(5回くらいやってみました。Pixel 3は防水レベルIPX8)。汚れた指もだめだそうですが、Pixel 3を汚すのは嫌なので試していません。
なお、Qualcommが2年前に発表し、最近のスマートフォンに採用され始めているディスプレイ内の指紋センサーは超音波式。指がぬれていても、汚れていても認識するそうです。
個人的には、ディスプレイ内に指を押し当てて画面が汚れるのは嫌なので、Pixelシリーズはこのままセンサーを背面に配置しつづけてほしいです。端末を持ち上げながら自然と指がセンサーの上に置けるので、これが一番いい方法だと思っています。
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