ITmedia NEWS > STUDIO >
ニュース
» 2019年05月28日 11時45分 公開

これからのAIの話をしよう(恋愛編):「結婚は“好き”だけじゃない」 母親の仲人経験を婚活アプリでAI化、22歳若手社長の挑戦 (1/2)

「行きたい店」で出会うマッチングアプリ「FANCY」。22歳若手社長は、仲人経験のある母親のノウハウをAI化したという。

[村上万純,ITmedia]

 「恋愛や結婚は“好き”だけではどうにもならないこともあります」――恋愛マッチングアプリ「FANCY」(iOS、女性は無料)を提供するベンチャー企業RelationTechnology(東京都目黒区)の高野悠社長は、こう話す。

 マッチングアプリでは、職業、年収、趣味といった条件や顔写真などから気が合いそうな異性を探すことが多いが、FANCYは「行きたい飲食店」で出会いを仲介する。マッチングが成立したらユーザーはデートの日程を調整するだけでよく、店の予約はFANCYが代行してくれる。

 他のアプリと一味違うのは、結婚相談所で働く仲人の知見を教師データとしてAIに学習させた点だ。

FANCY 恋愛マッチングアプリ「FANCY

「母親の仲人経験をAI化」

 FANCYの「仲人AI」は、結婚につながりやすい異性をレコメンドしたり、チャットで交際を発展させるためのアドバイスをしてくれたりする。例えば「地方出身のエンジニア男性は、20代後半の女性との成婚率が高い」といった具合だ。そうした仲人ならではの経験則は、ユーザーの行動履歴を分析するだけでは分からないという。

 実は高野社長の母・洋子さんは、成婚率6割を誇る結婚相談所の凄腕仲人。洋子さんを含む複数人の仲人のノウハウをAIの学習に活用している。

FANCY 左からRELATIONTECHNOLOGY(東京都目黒区)の高野悠社長と、成婚率6割を誇る結婚相談所の凄腕仲人である母・洋子さん

 マッチングアプリは気軽に多くの異性に出会えるが、遊び目的の人も多いため真剣な交際に発展しにくい面もある。高野社長は「少子高齢化を解決したい」という思いでFANCYを立ち上げたこともあり、真剣な交際をサポートするために仲人の知恵を頼った。

FANCY 「行きたい店」で仲介する恋愛アプリ

母親の仕事に感じた「尊敬ともどかしさ」

 高野社長がFANCYをリリースした背景には、母・洋子さんの影響があったという。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.