ドワンゴとインフィニットループが設立した、バーチャルYouTuber(VTuber)事業を手掛けるバーチャルキャスト(札幌市)は6月6日、ライブ配信サービスのSHOWROOMと事業提携すると発表した。バーチャルキャストの機能の一部をSHOWROOMに導入し、演出を多様化させる。
バーチャルキャストは、ユーザーが3Dキャラクターになりきり、VR空間上のスタジオから生放送できるサービス「バーチャルキャスト」を運営している。配信者のVR空間に、視聴者が書き込んだコメントが3Dオブジェクトになって降り注ぐ――といったギミックも特徴だ。
今回の提携では、バーチャルキャストがこうした技術をSHOWROOMに提供。SHOWROOMのライブ配信でも、視聴者のコメントをVR空間に出現させ、配信者のキャラクターが自由に操れるようにする。配信者がVR空間でコメントを書き込めるアイテム「コメントボード」も、SHOWROOM向けにアレンジして提供する。
今後は、SHOWROOMの機能をバーチャルキャストに取り入れる予定もあるという。
バーチャルキャストは5月末、グリー傘下で同じくVTuber事業を手掛けるWright Flyer Live Entertainment(WFLE)とも戦略的提携を結んだ。バーチャルキャストのユーザーが、WFLEのライブ配信サービス「REALITY」でも番組を配信できるようにした。
一連の取り組みを踏まえ、バーチャルキャストは「引き続きVTuberがより活躍できる環境の構築を目指す」としている。
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