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» 2019年11月01日 23時47分 公開

発達障害者を企業の中心で活躍する“AI・データサイエンスのプロ”に パーソルが就労支援施設を秋葉原にオープン (1/2)

パーソルチャレンジが、IT分野に特化した就労支援施設「Neuro Dive」開設した。発達障害者に先端IT領域の教育や就職あっせんの機会を提供し、先端IT人材不足の解消を目指す。

[谷井将人,ITmedia]

 「障害者を先端IT領域の中心で活躍できるスペシャリストにしたい」――障害者雇用支援事業を手掛けるパーソルチャレンジ(東京都港区)は11月1日、IT分野に特化した就労支援施設「Neuro Dive」(ニューロダイブ)を東京・秋葉原に開設した。発達障害者にAI・データサイエンスといった先端IT領域の教育や就職あっせんの機会を提供し、先端IT人材不足の解消を目指す。

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 eラーニングサービス「Udemy」やサイバーセキュリティ人材育成カリキュラム「Cisco Networking academy」などの教材を使い、実践的なPythonプログラミングやAI開発などを学べる環境を提供。約3000の講座から好みの内容を選び、自分のペースで学習できる。分からないことがあれば、施設に常駐する講師やスタッフが個別に対応できる仕組みだ。

 発達障害者が働く上で課題になりやすいコミュニケーション能力も、ビジネスマナーや人との話し方といったスキルとして教える。対面での会話が難しい場合はチャットアプリなどのツールも積極的に活用するという。

 パーソルホールディングスのグループ会社が運営する就職支援サービス「doda」や「dodaチャレンジ」で取引のある企業と協力し、職業訓練やインターンなども実施する。

 障害者の雇用主となる企業の受け入れ体制を整える支援も行う。就職を希望する障害者の特性をまとめたレポートを作り、「どのような配慮が必要か」「どのような指示をすれば能力を発揮できるか」といったことを共有する。

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 Neuro Diveは施設設備の都合上、車椅子を使う人や視覚、聴覚に障害のある人の受け入れは難しいとしているが、受け入れに年齢や学歴などの制限は設けない。適性を判断するための試験と面談を行うことで、施設を利用するかを判断してもらう。学費は前年度の収入によって決まり、多くの人は無償、高い人でも3万円台に収まるという。

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