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運営方針は? 表現規制は? Pawooの運営移管先に聞いたマストドンつまみ食い日記

» 2019年11月14日 15時36分 公開
[松尾公也ITmedia]

 Twitterライクなユーザーインタフェースを持つ分散型SNS「マストドン」。その世界最大規模のサーバ(インスタンスと呼ばれる)である「Pawoo」の運営が12月2日以降はピクシブからラッセルに移管される(譲渡先はクロスゲート)。

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 美少女ゲームのダウンロード販売や電子マネーサービスを事業展開しているラッセルの米川達也代表取締役に、Pawoo運営移管の経緯と今後の方針を聞いた。

 Pawooの運営を引き受けた経緯について米川氏は「(pixivの)海外展開などにリソースを集中させたいということでピクシブから話があった。ラッセルがダウンロード販売を行っている美少女ゲームとの親和性も高い」と説明する。58万ユーザーを超える大規模インスタンスの移行になるが、サーバの移管や管理などは12月2日の開始に向けて順調に進めているという。

 Pawooは、通常のSNSでは規制されるであろう内容の絵柄を投稿できたり、マストドンの機能を使って公開範囲を限定できたりすることから、多くの漫画家、絵師、イラストレーター、アダルト漫画誌などがTwitterなどから「移住」してきた経緯がある。表現などのレギュレーションに変化があるかどうかは気になるところだ。

 これについて米川氏は、「ピクシブの従来の方針、レギュレーションを変えるつもりはない。やっていいこと、いけないことなど、この分野についてはよく分かっているので、ユーザーの皆さんには安心していただきたい」と話した。

 ラッセルは20歳以上のみが使える大人の電子マネー「NetRideCash」やQR決済の「Sma-sh pay」という電子マネーサービスを展開中だが、その機能をPawooに盛り込むことは考えていないという。

photo ラッセルのWebページ

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