任天堂は12月4日、中国国内で「Nintendo Switch」を10日に発売すると発表した。同社が代理店契約を結んでいる中国Tencent Holdingsが販売する。実売予想価格は2099元(約3万2000円)。
中国市場ではゲーム機の販売が規制されているが、既にXbox Oneやプレイステーション 4の販売は許可されている。Switchを巡っては2019年春ごろ、Tencentが広東省当局に販売許可を申請し、当局が仮承認したと報じられていた。
任天堂の古川俊太郎社長は、11月1日の決算説明会で「Tencentと共同でSwitchの発売に向けた準備に取り組んでいる。一部、ソフトなどで許可が下りたのではないかといった報道もあったが、これも含めて発売までにさまざまな認可を得る必要があるため、1つ1つのプロセスに沿って進めている状況だ」と説明。
古川社長は「中国でのビジネス展開については、当期(2020年3月期)の業績予想には見込んでいない。仮に当期に発売できたとしても、当期の業績に大きな影響を与える規模にはならないと考えている」とも述べていた。
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