インターネットテレビ局のAbemaTVは1月15日、プロ棋士の対局などを放送している「将棋チャンネル」に、対局の形勢を判断するAIシステム「SHOGI AI powered by AbemaTV」を導入すると発表した。実装は16日の予定。初心者でも将棋の対局を楽しめるよう工夫することで、新規のファンを増やす狙い。
同システムは同社が独自開発したもので、局面を判断する3つのAIを組み合わせた。導入後は、対局の形勢をリアルタイムに分析し、両棋士の勝率をグラフ形式で表示する。また、両者に手番が回るごとに、局面に適した候補手を表示し、それぞれが勝率に与える影響も評価する。
視聴者は、プロ棋士が置かれた状況や、指した手が最善手か否かが分かるため、より観戦を楽しめるとしている。
AbemaTVは、同AIが実装される16日に、第78期順位戦 C級1組 第8回戦の、小林裕士七段と藤井聡太七段の対局を生放送する予定だ。
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