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「寂しい、つらい、でも優しい」──「メタルギア」の小島秀夫さんが手掛けた「デス・ストランディング」はどんなゲーム? 漫画でレビュー(3/3 ページ)

» 2020年01月21日 07時00分 公開
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 サダタロー氏は「人の優しさが身にしみる」ゲームだと表現しています。

 確かにゲーム内容は「ひたすらに荷物を一人ぼっちで配送するゲーム」なのですが、新たな場所に配送したときに「カイラル通信」をつなげると、他のプレイヤーたちがその周辺に仕掛けた「橋」や「はしご」「ロープ」「監視塔」といった便利アイテムが現れます。

 他のプレイヤーたち自体が自分の前に姿を現すことはないのですが、アイテムに「いいね」をすることで感謝の気持ちを伝えることはできますし、アイテムが持続するように修復素材を投入することもできます。デスストには素粒子物理学の用語がいくつか出てくることから、「平行世界の同じマップ上にいる味方プレイヤーたち」というイメージなのかもしれません。

 サダタロー氏はこれを「ポジティブなコミュニケーションしかできない仕組み」と捉えており、「ネットコミュ障の自分でもストレスなく遊べる」と評価しています。

 一方、死体から発生する「BT」や、荷物に執着する盗賊団「ミュール」といった敵が出現し、しかも基本的に配送中には味方が全くいないという孤独の中で配送するのがつらいと感じることも。

 ストーリーの要所要所では美麗な映像で物語が展開されます。編集担当Kもデスストを遊んでいますが、「プレイアブルな洋画だな」という印象を受けました。

 こうした特徴を持つため、ゲーム評価サイトでも賛否は分かれているようです。

 「DEATH STRANDING」の意味は「死の絆」。“strand”には「座礁させる」「立ち往生させる」「ロープ」などの意味もあり、それぞれの意味でこの単語が作中の随所に出てきます。

 敵しかいない中を一人ぼっちで配送する、だけどアイテムを通じて平行世界の味方プレイヤーたちの存在も感じられる──「デススト」はそんな独特な雰囲気を感じられるゲームです。


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SNSも「いいね!」だけになればポジティブなコミュニケーションになるのでは?


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(話が進まん……)


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