ソフトバンクなどが「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」で2億4000万ドル出資した米オンライン小売り企業のBrandlessが2月10日(現地時間)、事業を閉鎖すると発表した。
同社はWebサイトで「Brandlessは、消費者の期待に添う製品とその価格に新しい基準を設定したが、競争の激しい消費者向け市場では、現在のビジネスモデルでは持続不可能であることが証明された」と説明した。
Brandlessは2016年、カリフォルニア州サンフランシスコで創業した。高品質の製品を揃えたコミュニティ主導のオンライン小売りサイトを運営し、2018年にソフトバンク・ビジョン・ファンドの出資を受け、SoftBank Investment Advisorsから2人が取締役会に送り込まれた。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドの出資先には米We Companyや米Wag!のように苦戦している企業もあるが、事業を閉鎖するのはBrandlessが初めてだ。
ソフトバンクも出資の自動運転企業Nuro、連邦政府当局から無人走行許可獲得 米国初
WeWorkは「熟せばもうかる」 ソフトバンクG孫社長、「創業以来の大赤字」も立て直しに意欲
ソフトバンクG、上半期は営業赤字156億円 WeWork株の価値低下、ビジョンファンド事業で5700億円の損失
12兆円の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド2」、Microsoftも参画し「AI革命を加速」
ソフトバンクの10兆円ITファンド、Appleやシャープも参画で発足Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR