アマゾンジャパンは3月23日、30都道府県で、Amazon.co.jpで取り扱う商品の配達方法を標準で「置き配」にすると発表した。これまでは東京都と大阪府の一部、名古屋市、札幌市などで試験的に導入していた。
置き配は、配達員が商品を届ける際、玄関や車庫、自転車のかごなど注文者が指定した場所に置いて配達完了となるサービス。注文者の在宅・不在にかかわらず商品が届く。注文者が置き配を希望しない場合は、注文画面で指定すれば対面での受け取りに変更することも可能だ。
アマゾンジャパンは2019年から、東京都、大阪府などで置き配を提供していたが、標準の配送方法ではなく、利用希望者が注文時に設定する必要があった。
初期設定から置き配にするサービスは19年11月、岐阜県多治見市で試験的に始まった。20年1月には東京都と大阪府の一部、名古屋市、札幌市でも実験をスタート。通常時より再配達の割合が約50%削減し、人口密集地域でもサービスの有用性を確認できたため、導入エリアの拡大を決めた。
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