Googleさん
新型コロナで考えた、Googleロケーション履歴の効用
Googleさんも新型コロナウイルス感染症関連でいろいろな取り組みをしています。4月3日に公開した「COVID-19 Community Mobility Reports」もその1つ。Googleマップユーザーの「ロケーション履歴」データを活用した、人の移動を国別にグラフ表示するレポートです。ロックアウトが出た国ではその日から交通機関の利用者が急減したり、自宅にいる人が増えたりしているのが目で見て分かります。
「これは感染症流行のピークを遅らせ引き下げることを目的とした、例えば在宅勤務の推奨、外出自粛、欧米等ですでに発令されている自宅待機令といった対策が与えた変化に関するインサイトを提供することを目的としています」(公式ブログより)ということで、自分のデータが知らず知らずのうちに新型コロナ対策を立てる忙しい人々の役に立つかもしれません。
Googleがこういう便利そうなものを公開すると、必ず「個人情報を勝手に使われて気持ち悪い」という声が聞こえてきます。でも、
- 「ロケーション履歴」はオプトイン機能(ユーザーが自分で有効にしないかぎりデータはとられない)
- Googleアカウントにログインし、かつ、現在地送信機能を有効にしたデバイスを持って歩かないとデータは発生しない
- 集めるデータは匿名化されている(具体的に誰がどこに行ったかは分からないようになってる)
ので、それほど気持ち悪がらなくてもいいと思います。
ただ、ユーザーが無自覚にロケーション履歴をオンにしているケース(たとえば私の夫)もあるので、気持ち悪いと思う人は念のためにGoogleアカウントの管理ページ→「データとカスタマイズ」→「アクティビティ管理」で「ロケーション履歴」がオンになっているかどうか確認するといいでしょう。
ロケーション履歴は、Googleマップを便利にする機能です。2016年から提供しているお店の混雑状況をグラフにする機能もロケーション履歴のお陰。
でも、何と言っても楽しい(そして不気味な)のは「タイムライン」です。これは、Googleアカウントにログインしてスマートフォンを持ち歩いたルートが細かく表示される機能。設定によっては、行った先で撮影した写真も一緒に表示してくれます。
上の画像にある地名や店名は、私が入力したのではなく、自動的に表示されたものです。都心の雑居ビル内のお店の場合はさすがに「ここにいましたか?」という表示になって自分で編集することもありますが、だいたい合ってます。訪問した時間もたまに「ちょっと違う」と思うこともありますが、かなり正確です。
また、つい最近追加になった機能で、映画館で映画を見ると、その映画のタイトルもタイムラインに表示されるようになったそうです(今の時期、映画を見に行かないのでまだ試せていませんが)。これも自分でタイトルを入力するんじゃなくて、Googleさんが映画の公開情報とユーザーが映画館に到着した時間(なので、上映中に電源を切っても大丈夫なはず)からタイトルを推測して提案するそうです。大規模なシネコンだとGoogleさんの腕(脳?)の見せ所ですね。
このタイムライン、これまでは、日記みたいで楽しいし、旅費精算に便利だと思う程度でしたが、新型コロナで新たな役割が。
もし自分が感染したら、過去数週間にいつどこで誰と会ったかを細かく思い出して、接触した可能性のある人に知らせるべきですが、私は自分で覚えておける自信はまったくないです。でも、タイムラインでさかのぼれば、正確に申告できます。
タイムラインを見るには、Googleマップアプリの右上の自分のアイコンをタップ→「タイムライン」です。これで今日のタイムラインが表示されます。画面の上部の「今日」をタップするとカレンダーが出てくるので、ここでタイムラインを見たい日を選べば、その日に飛びます。左右にスワイプすることで前後の日に移動することもできます。
仕事で仕方なく今も外出したり人と会ったりしなければならない方は、新型コロナが収まるまでだけでも、タイムラインを有効にしておくのはいかがでしょうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Googleさん
Google、その親会社であるAlphabet周辺の動きをゆるく追いかけていきます。
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
ダークチョコ(カカオ85%)を毎日3週間食べる→ネガティブ感情が減少 70%では変化なし 韓国での研究結果
-
2
配布前の「ちいかわ」グッズがメルカリに? くら寿司コラボ第2弾、初日から“内部犯”の臆測呼ぶ 第1弾に続き
-
3
開成の鉄研、寝台特急「サンライズ」での迷惑行為を謝罪 大声やラウンジ占拠など……旅行活動停止
-
4
「三省堂書店池袋本店」閉店へ 11年の歴史に幕、惜しむ声続々
-
5
RIZAP社員、私用AIに顧客の個人情報入力 氏名や疾患、保険証番号など……同社が謝罪
-
6
新宿駅に「ごみ箱ロボット」出現 改札内を自動巡回 JR東が実証実験
-
7
ELYZAの「業務AIアプリをAIで作成」特許、「新規性ない」と批判殺到→謝罪後も収まらず
-
8
「RSA-260」ついに解けた Xに“130ケタの数字”投稿、世界が注目 マスク氏「文字数増やしてよかった」
-
9
SEGAそっくりのロゴで「MAGA」――トランプ政権公開のWebゲームが物議 移民送還などを題材に 【追記あり】
-
10
X、プロフィールのポストをいいね順に並べ替え可能に
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR