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生放送出演者を家から遠隔応援 ドワンゴとヤマハ、ニコニコネット超会議で実験

» 2020年04月14日 14時25分 公開
[谷井将人ITmedia]

 ドワンゴとヤマハは4月14日、開催中のオンラインイベント「ニコニコネット超会議2020」(4月12〜19日)で、生放送番組の出演者に視聴者からの声援を音声で伝える遠隔応援システムの実験を行うと発表した。

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 遠隔応援システム「Remote Cheerer powered by SoundUD」は、視聴者がスマートフォン向けの専用アプリ「おもてなしガイド」(iOS/Android)で拍手や指笛などのサウンドエフェクトを選択すると、生放送番組の収録現場に設置されたスピーカーから音が出て出演者に声援を届けられる仕組み。録音した視聴者の肉声も送信できるという。

 まずはニコニコネット超会議2020の企画として、19日に生放送するカラオケ大会「超リモート歌ってみた〜おうちで開催 テレビ電話でカラオケ大会〜」で実験を行う。出演者は歌っている間に寄せられたコメントを読めないが、Remote Cheererで視聴者の声援や反応が分かるようになる。

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 ドワンゴらは「視聴者と出演者のみなさまが一体となって楽しめる、臨場感にあふれたインタラクティブな視聴体験を提供したい」としている。

 おもてなしガイドに組み込まれたヤマハの「SoundUD」は、ライブなどのイベントで双方向のコミュニケーションを行うための技術。遠隔地同士で視聴者が送った音声と会場のサイネージを連携させたり、出演者からの限定コンテンツをスマートフォンに提供したりできる。

 ドワンゴは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、千葉県・幕張メッセで18〜19日に開催予定だったイベント「ニコニコ超会議2020」を中止。代わりに12日からオンラインイベントとして開催している。「超リモート歌ってみた〜おうちで開催 テレビ電話でカラオケ大会〜」は、大会の参加者が家庭用カラオケアプリを使って歌を採点し、点数と視聴者アンケートによる勝ち抜き戦を行うイベント。放送は19日午後1時から公式サイト上で行う。

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