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ソニーのLED電球スピーカーが防水仕様に

» 2020年05月02日 00時30分 公開
[ITmedia]

 ソニーネットワークコミュニケーションズは、Bluetooth対応のLED電球スピーカー「LST-SE300」を4月30日に発売した。新たにIPX4相当の防水仕様となり、ベランダやテラスなど屋外でも使用できるという。Amazon.co.jpでは2万350円(税込、送料無料)で販売している。

屋外の照明機器でも使える「LST-SE300」

 一般的なE26口金の照明器具に取り付けられるLED電球にスピーカーやアンプを一体化。付属のリモコンやスマートフォンアプリ「Light Plus」(iOS/Android)を使って照明の明るさや色、スピーカーの音量などを調節できる。IPX4は、「あらゆる方向から水の飛沫を受けても有害な影響を受けない」(防沫形)で、ベランダの他、キャンプなどのシチュエーションにも適しているという。ただし、ソケットも防水タイプを使用する必要がある。

 LED電球スピーカーは、2015年にソニーが打ち出した「Life Space UX」(住空間を活用するオーディオ・ビジュアル機器群)の1つとして登場。翌16年には明るさを向上させた2代目を発売した。3代目となるLST-SE300は、事業をソニーネットワークコミュニケーションズに移管後、初めての新製品で、防水機能の他にもいくつかのアップデートがある。

使用イメージ。apt-X対応で動画視聴時の遅延を抑えた。2台のLST-SE300があればステレオ再生も可能だ

 例えばBluetoothの音声コーデックには遅延を抑えるapt-Xを追加し、動画視聴時の違和感をなくした。また音質面では回路設計の変更により「従来モデルに比べて高い音域がクリアになった」という。照明部は40W電球に相当する530lm(全光束)と従来機(500lm)より若干明るくなり、電球色はより自然な色合いの2700K(ケルビン、色温度の単位)に変更している。

 一方、32段階の調光や192色の調色、音楽のリズムに連動して照明の色を変える機能などは従来機から継承した。

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