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アイリスオーヤマ、マスク生産設備を国内工場に搬入開始 6月稼働へ準備着々

» 2020年05月20日 18時54分 公開
[ITmedia]

 アイリスオーヤマは5月20日、マスクの国内生産に向け、宮城県の角田工場に生産設備の搬入を始めたと発表した。トラックなどで機材を運搬し、工場内のクリーンルームに運び込んでいるという。6月中に稼働を始める予定。当初は月産6000万枚でスタートし、7月に月産1億5000万枚に増強する。

photo 角田工場に生産設備を搬入する様子
photo 機材を積み降ろす様子

 これまで生産拠点としていた中国で資材の価格が高騰しているため、日本国内でも生産を始める。角田工場には計30億円の設備投資を行っており、7月以降はマスクだけでなく、資材となる不織布も同工場で生産する。体制強化に伴い、100人を新たに雇用する計画もあるという。

photo 6月稼働へ向けて準備が進んでいる

 中国の大連工場(遼寧省)と蘇州工場(江蘇省)ではこれまで、月に計8000万枚のマスクを製造していた。角田工場での生産能力を強化することで、7月からは計2億3000万枚を供給できる体制が整う。

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