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サイバーエージェントと「EXILE」のLDH、動画事業で合弁 コンサート映像など配信

» 2020年06月15日 18時38分 公開
[ITmedia]

 サイバーエージェントは6月15日、音楽ユニット「EXILE」などが所属する芸能事務所LDH JAPANと合弁会社「CyberLDH」を設立したと発表した。新会社は今後、LDH JAPAN所属アーティストのコンサート映像や、メンバーが生出演するWeb番組を配信する動画サービス「CL」を運営する。会長はLDH JAPANの森雅貴CEO、社長はサイバーエージェントの藤田晋社長が務める。資本金は2000万円。

 CLは6月15日にスタート。EXILEの他、LDH JAPANに所属する音楽ユニット「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」「GENERATIONS from EXILE TRIBE」などのコンサートや生放送を配信する。LDH JAPAN所属アーティストのファンクラブ会員向けの特別コンテンツも用意する。

photo サイバーエージェントとLDH JAPANが合弁会社「CyberCL」を設立

 新コンテンツを追加するペースは毎月30〜40本の予定。生放送の際に、ユーザーがコメントできる機能も設ける。

 LDHがこれまで提供してきた映像配信サービス「LDT TV」「LDH TERMINAL」は7月31日に終了する。CLでは、過去にLDT TVで配信した計1000本の映像も提供するが、映画やドラマ、一部バラエティ番組には配信期限を設ける。

 CLは定額制で、月額料金は1100円(税込)。7月31日までは無料とする。

 LDHは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、コンサート168公演を中止にするなど打撃を受けたが、CLの立ち上げによって「新たなライブ体験をお届けする」としている。

 サイバーエージェントは4月にエンターテインメント事業者のネット移行を支援する子会社「OEN」を設立するなど、新型コロナの影響で公演中止が続くイベント業界の支援に取り組んでいる。

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