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玄関ドアをそのまま自動扉に LIXILが後付け電動オープナー発売

» 2020年07月07日 13時36分 公開
[ITmedia]

 LIXILは7月7日、住宅の玄関ドアに後付けし、リモコン一つで開閉できる電動オープナーシステム「DOAC」(ドアック)を発表した。「車いすの人、ベビーカーや重たい荷物を持っているときも一人で自由に出入りできる」という。9月1日に発売する予定で、価格は20万8000円(税別、工事費別途)から。

「DOAC」(ドアック)

 専用のDCモーターを搭載した電動ドアオープナーと電動サムターン(電気錠)、コントローラーをセットにした。既存の玄関ドアを利用するため、リフォーム工事は1日で終わる。取り付けられるドアは65kg以下のもので、LIXIL製に限らないが、マンションや集合住宅の防火ドアには使用できない。

DOACのシステム図

 設置後はリモコンで離れた場所からドアの開閉や施錠を行える他、リモコンがなくても少しドアを開けば(5度以上)オートアシスト機能が働いて全開になる。ドアに物が挟まった場合にはモーターの負荷を検知して動作を停止する他、停電時には手動で開閉できるなどフェールセーフ設計を徹底した。

 DOACは、LIXILが2019年4月に立ち上げた新規事業部門ビジネスインキュベーションセンターが手掛けた初めての商品。事業化に当たっては、ソニーの「SSAP」が提供しているスタートアップ支援サービスを活用したという。

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