NTTドコモは8月4日、XR(VR/AR/MR)技術を活用したサービスの企画や開発を行う新会社「複合現実製作所」(東京都港区)を設立した。鉄工業界の人手不足や従業員の高齢化といった課題をXR技術で解決するという。
ドコモグループの「社内ベンチャー制度」により事業化した企業。同制度は社員が提案したアイデアを資金面などで支援し事業化する取り組み。複合現実製作所は6番目の事業化事例となる。代表取締役社長にはNTTドコモの山粼健生氏が就任。資本金は1億2500万円で、出資比率はNTTドコモが99.6%を占める。
複合現実製作所は事業の第1弾として、MRデバイスを使って実際の鉄骨に設計図の3DCGを重ねて見られるシステム「L'OCZHIT」(ロクジット)をパートナー企業の宮村鉄工と共同開発した。製造や検査に掛かる時間の短縮や、ヒューマンエラーの抑制、新人の教育などにつながると見込む。
今後は鉄工業界以外のパートナーとも連携してサービスの開発を行い、XR技術の普及を進めていくとしている。
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